「データヘルス計画」に沿った保健事業の中で、健康診断については確実にその推進が図られており、受診率も年々上昇してきています。しかしながら、健診受診の次のステップとなる保健指導については、専門職の人的リソース不足や、成果把握の難しさ等の理由から、積極的な推進が図りづらい状況にあります。 こういった現状を踏まえ、当社では保健師や管理栄養士の人的パワーを集約した「コンタクトセンター」から、個々の健康 リスクレベルに応じて自分の健康に関するセルフケア(自己管理)ができるようになることを目的とした、個人志向、予防志向のPHPP(Personal Health Promotion Program)の提供を行います。
受療案内の発送
健診データとレセプトデータから受療が必要な対象者を抽出し、メール/手紙による受療案内を発送します。
病院に行かない/中断した理由の把握
病院に行かない、または通院を中断した理由は、仕事等の忙しさが理由なのか、医療機関へのアクセスが問題なのか、一人一人の理由を理解し、個別にアプローチします。
治療状況・主治医との関係把握
治療期間、服薬状況、通院状況、他の疾病等、最終の治療状況や主治医との関係を把握します。
対象疾病以外の病気の確認
受療勧奨の対象疾病以外の病気として、悪性新生物や他の生活習慣病の罹患状況を確認します。
合併症予防の啓発
健康Webサービス:ヘルスアップWebのコンテンツを活用し、糖尿病の合併症やCKD(慢性腎臓病)の予防に向けた啓発を行います。
専門医受療のアドバイス
病態の状況やかかりつけ医の有無、また医療機関へのアクセス状況等を踏まえて医療機関の受療をアドバイスします。また、中断した対象者の場合は、従来の医療機関以外も検討し、病期による専門医への受療を勧めます。
経験豊富なスタッフによる指導プログラム
グループダイナミクスを使った集団面談をはじめ、数々の実証で検証された手法を活用し、経験豊富な保健師が実際の指導にあたります。
IT ツールの活用
健康Webサービス:ヘルスアップWebを活用することにより、日々の取組の記録が行えます。また、通信機能付きの測定機器で、日々のバイタルデータの管理ができます。